こんにちは。
横田仏壇店の横田伊左嗣です。
先週、お香の講習で訶梨勒(かりろく)を作ってきました。
訶梨勒と言っても多くの方が「?」だと思います。
こういう私も、正直詳しく分かりませんでした(*_*;
訶梨勒とは、世界最古の匂い袋と言われていまして、
古来、諸病を治すと言われて重宝されていた「訶梨勒の実(訶子)」を
魔除けとして袋に入れて柱に飾ったのがはじまりと言われています。
また、訶梨勒は仏教にも登場していて、
お釈迦様の入滅を描いた涅槃図に、お釈迦様の近くの沙羅双樹の木に引っ掛かった
袋が訶梨勒と言われています。(諸説あり)
さて、訶梨勒ですが、普通の匂い袋との大きな違いは、
訶子が入っているかどうかです。
また、12カ月あることに合わせて12種類の原料を入れるとも言われています。
(←絶対ではない)
さて、原料メーカーの話では、昔ながらの配合の訶梨勒はかなり匂いがきつめなので
配合を調整したほうが良いとのことでした。
今度の当店で行われる匂い袋の講習会の時に参加者にはどのような香りかご案内したいと思います。
なお、メーカーが昨年作ったレシピを教えてもらいました。
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